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2019/02/05 08:40

大引け概況(詳報): 上昇、ハイテク株が高い 無料記事

 週明け4日のNY株式市場は、投資家心理がやや楽観に傾くなかで買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比175.48ドル(0.70%)高の25239.37ドルと続伸し、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数が83.67ポイント(1.15%)高の7347.54ポイントと反発して取引を終えた。
 中国が春節休みに入り、米中貿易協議で新たな進展はないものの、米金融当局がハト派的スタンスを打ち出していること、米経済が堅調なことなどが引き続き好感された。S&P500とナスダック総合指数はそろって、昨年10月以降で初めて100日移動平均線を超えている。
 S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでも大型ハイテク株の上げが目立つ。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.14%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が2.84%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.88%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.04%高で引けた。フェイスブックやアップル、マイクロソフトはすでに堅調な10〜12月期決算を発表済みだ(アルファベットはアフターマーケットで3%超の下落。引け後に発表した10〜12月期決算で売上高と調整後EPSが上振れたが、コスト増に伴う利益率の悪化が嫌気されている)。
 また、防衛株を中心に資本財も高い。ボーイング(@BA/U)が2.47%高、ロッキード・マーチン(@LMT/U)が2.82%高、レイセオン(@RTN/U)が5.24%高と値を上げた。
 一方、資金が成長株にシフトするなか、ヘルスケアはやや軟調。医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が0.98%安、ファイザー(@PFE/U)が1.03%安、アッヴィ(@ABBV/U)が2.45%安、セルジーン(@CELG/U)が2.34%安と売られた。


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