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2019/03/13 08:34

大引け概況(詳報): ボーイング安でダウ反落、ナスダックは続伸 無料記事

 12日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比96.22ドル(0.38%)安の25554.66ドルと反落したものの、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が32.97ポイント(0.44%)高の7591.03ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
 ダウに関しては、航空機大手ボーイング(@BA/U)が6.15%安と大幅続落したことが重し。エチオピアで主力機が墜落したことを受け、英、独、仏など欧州各国の当局が同機体の運航停止を相次いで命じたことが嫌気された。
 プラス材料としては、ハト派の金融政策スタンスが継続されるとの期待がある。2月のコアCPIが前月比0.1%上昇と市場予想(↑約0.2%)を下回るなか、米金融当局が引き続き利上げを見送る可能性が強まったことが追い風だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、資本財と生活必需品を除く9業種が上昇。大型ネット銘柄が底堅く推移し、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.53%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.70%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.12%高と強含んだ。半導体関連も買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)と半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)がそれぞれ0.86%、2.31%ずつ続伸している。
 エネルギー・素材関連も続伸。石油・天然ガス開発大手のデボン・エナジー(@DVN/U)が3.45%高、アパッチ(@APA/U)が2.84%高、銅鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が2.35%高で引けた。
 一方、ボーイング機墜落事故の余波で航空関連は弱含み。航空機大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が3.53%安、格安航空のサウスウェスト・エアラインズ(@LUV/U)が2.35%安と値を下げている。


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