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2019/11/28 08:50

大引け概況(詳報):主要3指数が最高値更新、3日連続で 無料記事

 27日のNY株式市場は、好調な地合いを引き継いで買われる展開。主要指標のダウ平均は4日続伸し、前日比42.32ドル(0.15%)高の2万8164.00ドルと3日連続で過去最高値を更新して引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も4日続伸し、57.24ポイント(0.66%)高の8705.18ポイントと3日連続で過去最高値を塗り替えて終了している(S&P500指数も0.42%高の3153.63ポイントと、3日連続で過去最高値を更新)。
 米中合意の成立期待が追い風。トランプ大統領が米中協議の「第1段階」合意について「最後の苦しみを味わっている」と述べたほか、中国商務部が声明で「米中の担当閣僚が電話で協議し、問題解決に向けて共通の認識に達した」と明らかにした。
 堅調な米経済指標も支援材料。今年7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値は、前期比2.1%増と速報値(1.9%増)から上方修正されたうえ、市場予想(約1.9%増)を上回った。また、10月耐久財受注額は前月比0.6%増と、マイナスの市場予想(約0.9%減)に反してプラスに転じている。
 ダウ平均構成銘柄では、中国販売比率が高い企業の株価が上昇。IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.24%高、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が0.87%高、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が0.82%高と買われた。
 セクター別では、一般消費財の上げが目立つ。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.20%高と上昇したほか、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が1.18%高、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が1.43%高、と値を上げている。
 他の個別動向では、スポーツ用品大手のアンダーアーマー(@UAA/U)が6.17%高と急伸。レイモンド・ジェームズによる格上げ(「アウトパフォーム」→「ストロング・バイ」)が刺激材料だ(目標株価は30ドルを継続)。
 なお、28日のNY株式市場は「Thanksgiving Day」で休場、翌29日は午後1時までの短縮取引となる。


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