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2019/04/11 08:43

大引け概況(詳報):ダウ小反発、ナスダックも高い 無料記事

 10日のNY株式市場は、利上げ観測の後退で買われる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら反発し、前日比6.58ドル(0.03%)高の2万6157.16ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、54.97ポイント(0.70%)高の7964.24ポイントで取引を終えている。
 この日公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、政策金利について参加者の大半が「辛抱強いアプローチが適切」という点で一致したことが確認されるなか、年内の追加利上げ可能性が遠のいたことが相場を下支えした。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも情報技術と一般消費財の上げが目立つ。IT関連では、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が1.16%上昇したのをはじめ、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が0.96%高、半導体最大手のインテル(@INTC/U)が0.78%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.76%高、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が0.68%高で引けた。
 一般消費財では、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が0.71%上昇したほか、オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が0.64%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.63%高、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が0.48%高と買われている。
 他の個別動向では、太陽電池メーカー大手のファーストソーラー(@FSLR/U)が8.27%高と急伸。ゴールドマン・サックスが「コンビクション・バイ(強い買い推奨)」リストに入れた上で、目標株価を64→75ドルに上方修正したことが刺激材料だ。


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