2019/06/27 08:46
大引け概況(詳報):ダウ小幅続落、ナスダックは上昇
26日のNY株式市場は、高安まちまちの展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら続落し、前日比11.40ドル(0.04%)安の2万536.82ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は上昇し、25.25ポイント(0.32%)高の7909.97ポイントと4日ぶりに反発している。
今週末の米中首脳会談を巡り楽観的な見方と警戒感が交錯するなか、全体として上値が重い展開。一時は上昇していたダウ平均は、終盤に値を下げてマイナス圏に沈んだ。
ムニューシン財務長官が米CNBCのインタビューで、「(中国との合意は5月時点で)90%程度のところまで来ていた。完了させる道はある」と述べ、米中首脳会談で進展が見られる可能性に言及した。ただ、トランプ大統領はFOXテレビのインタビューで、習近平主席との会談が不調に終わった場合、対中制裁関税「第4弾」を発動すると強調。この発言を受け、「米中の歩み寄りは難しい」と改めて不透明感が広がった格好だ。
この日はS&P500全11業種のうち7業種が下落したものの、4業種が上昇。なかでも、半導体銘柄を中心に情報技術セクターの上げが目立つ。前日引け後に発表された半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジー(@MU/U)の3〜5月期業績で、売上高と調整後・希薄化後EPSが市場予想を上回ったことなどが追い風だ。「下半期に半導体需要が上向く」との期待が広がるなか、マイクロンが13.34%高と急伸したのをはじめ、エヌビディア(@NVDA/U)が5.14%高、ザイリンクス(@XLNX/U)が3.89%高、インテル(@INTC/U)が2.86%高と買われている。
他の個別動向では、食品大手のゼネラル・ミルズ(@GIS/U)が4.45%安と急落。この日発表された3〜5月期業績で、売上高が市場予想に届かなかったことなどが逆風だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今週末の米中首脳会談を巡り楽観的な見方と警戒感が交錯するなか、全体として上値が重い展開。一時は上昇していたダウ平均は、終盤に値を下げてマイナス圏に沈んだ。
ムニューシン財務長官が米CNBCのインタビューで、「(中国との合意は5月時点で)90%程度のところまで来ていた。完了させる道はある」と述べ、米中首脳会談で進展が見られる可能性に言及した。ただ、トランプ大統領はFOXテレビのインタビューで、習近平主席との会談が不調に終わった場合、対中制裁関税「第4弾」を発動すると強調。この発言を受け、「米中の歩み寄りは難しい」と改めて不透明感が広がった格好だ。
この日はS&P500全11業種のうち7業種が下落したものの、4業種が上昇。なかでも、半導体銘柄を中心に情報技術セクターの上げが目立つ。前日引け後に発表された半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジー(@MU/U)の3〜5月期業績で、売上高と調整後・希薄化後EPSが市場予想を上回ったことなどが追い風だ。「下半期に半導体需要が上向く」との期待が広がるなか、マイクロンが13.34%高と急伸したのをはじめ、エヌビディア(@NVDA/U)が5.14%高、ザイリンクス(@XLNX/U)が3.89%高、インテル(@INTC/U)が2.86%高と買われている。
他の個別動向では、食品大手のゼネラル・ミルズ(@GIS/U)が4.45%安と急落。この日発表された3〜5月期業績で、売上高が市場予想に届かなかったことなどが逆風だ。
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