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2019/06/11 08:37

大引け概況(詳報): ダウ6日続伸、対メキシコ関税の見送りを好感 無料記事

 週明け10日のNY株式市場は、米国とメキシコの摩擦が和らぐなかで買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前営業日比78.74ドル(0.30%)高の26062.68ドルと6日続伸し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が81.07ポイント(1.05%)高の7823.17ポイントと5日続伸で取引を終えた。
 トランプ大統領が先週末7日、10日の導入を予定していた対メキシコの追加関税措置を見送ると発表したことが安心材料だ。また、大型のM&Aが相次いだこと(レイセオンとユナイテッド・テクノロジーズ航空宇宙部門の合併、セールスフォースによるタブロー買収)なども投資家心理を上向かせている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(コミュニケーション、REIT、公益は下落)。なかでもハイテク・ネット関連の上げが目立つ。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.14%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.28%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.91%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.35%高と値を上げた。半導体関連も買われ、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.79%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.01%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が3.93%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.53%高と上昇している。アドバンスト・マイクロ・デバイスについては、マイクロソフトの次世代「Xbox」に同社製チップが採用されたことが刺激材料だ。
 対メキシコ関税の見送りが追い風になる銘柄も上昇。メキシコに工場を持つ自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)、フォード・モーター(@F/U)がそれぞれ1.47%、0.61%ずつ買われた。


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