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2021/05/25 09:18

クルーズ船大手3社が高い、ノルウェージャンは8月に運航再開へ 無料記事

 週明け24日のNY株式市場では、ワクチン接種の進展に伴って経済活動の完全再開が見込まれるなか、クルーズ船大手3社の株価が上昇した。ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(@NCLH/U)が前営業日比4.70%高の30.05ドル、カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が同2.69%高の27.90ドル、ロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/U)が3.68%高の85.87ドルと軒並み値を上げている。
 この日は、ノルウェージャンクルーズラインが「8月7日に米シアトル発・アラスカ行きのクルーズを運航する」と発表し、米国でのクルーズ運航を今夏に再開する方針を明確化した。健康・安全プログラムやゲスト・乗組員のワクチン接種などの実施とともに、米疾病対策センター(CDC)から「条件付き運航証明書」を取得することを条件としている(数日中に同証明書が付与されると期待している)。
 米現地メディアによると、カナダ政府が2022年までのクルーズ運航禁止を決定した際、「アラスカ行きクルーズの運航再開の障害になる」と見られていた。米国海事法によって外国船籍の船が米国の港湾2カ所の間を直接、乗客を輸送することが禁止されており、アラスカ行きのクルーズが伝統的にカナダで停泊することになっていたため。ただ、米議会は先週、同規則を一時的に緩和する法案を承認し、今回の発表への道を開いている(バイデン大統領は24日、この「アラスカ観光回復法(Alaska Tourism Recovery Act)」に調印した)。ノルウェージャンと競合するカーニバルやロイヤル・カリビアンもこのほど、シアトル発・アラスカ行きのクルーズ運航と運航再開方針を発表している。


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