2019/07/18 08:40
大引け概況(詳報):ダウ続落、ナスダックも安い
17日のNY株式市場は、米景気の減速懸念で売られる展開。主要指標のダウ平均は続落し、前日比115.78ドル(0.42%)安の2万7219.85ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も売られ、37.59ポイント(0.46%)安の8185.21ポイントと続落している。
景気動向を敏感に反映する資本財セクターが安い。鉄道輸送大手のCSX(@CSX/U)は、2019年12月期の売上高ガイダンスを下方修正(「1〜2%の増収」→「1〜2%の減収」)したことなどで10.27%安と急落。これにより他の資本財銘柄にも売りが波及し、鉄道大手ユニオン・パシフィック(@UNP/U)が6.05%下落したほか、統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が3.52%安、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が2.32%安、軍用機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が1.87%安と売られた。
米中貿易協議の先行き不透明感も重荷だ。トランプ大統領は前日、「合意に至るにはまだ長い道のりがある」と述べた上で、「中国との交渉が順調に進まない場合、中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を課すこともあり得る」と警告。これを受けて中国販売比率の高い銘柄が売られ、建機大手のキャタピラー(@CAT/U) と工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が2.42%、1.03%ずつ値を下げている。
一方、医薬品・医療機器大手のアボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)は3.13%高と急伸。この日発表された4〜6月期の希薄化後EPSが市場予想を上回ったことや、通期ガイダンスを上方修正したことが追い風だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
景気動向を敏感に反映する資本財セクターが安い。鉄道輸送大手のCSX(@CSX/U)は、2019年12月期の売上高ガイダンスを下方修正(「1〜2%の増収」→「1〜2%の減収」)したことなどで10.27%安と急落。これにより他の資本財銘柄にも売りが波及し、鉄道大手ユニオン・パシフィック(@UNP/U)が6.05%下落したほか、統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が3.52%安、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が2.32%安、軍用機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が1.87%安と売られた。
米中貿易協議の先行き不透明感も重荷だ。トランプ大統領は前日、「合意に至るにはまだ長い道のりがある」と述べた上で、「中国との交渉が順調に進まない場合、中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を課すこともあり得る」と警告。これを受けて中国販売比率の高い銘柄が売られ、建機大手のキャタピラー(@CAT/U) と工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が2.42%、1.03%ずつ値を下げている。
一方、医薬品・医療機器大手のアボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)は3.13%高と急伸。この日発表された4〜6月期の希薄化後EPSが市場予想を上回ったことや、通期ガイダンスを上方修正したことが追い風だ。
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