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2019/08/09 10:24

今回の逆イールドは米景気の後退を意味せず=著名株式評論家 無料記事

 景気後退の前触れとして市場でこのところ懸念されている米長期債利回りの急低下や「長短金利の逆転現象(逆イールド)」について、著名株式評論家のジム・クレイマー氏が「全くの誤解であり、米景気の後退を意味しない」という考えを示した。CNBC番組「Mad Money」の司会を務める同氏は7日引け後、「海外からより良い利回りを求める債券バイヤーが急増している」と指摘したうえで、「投資家はそれ(長期債利回りの低下)をここ(米国)の弱さの兆しと考えているが、実際は海外の弱さの兆候だ」と強調している。そのうえで、「長期金利の低下は経済にとって素晴らしいため、実際は米経済の強化を意味している」と説明した。
 このところ米株式市場が乱高下している点については、「米経済は株式市場が反映しているものより良い状態にある」と分析。「投資家やTV評論家たちは(景気後退する恐れがあるという)主張をトーンダウンし、実際の企業業績を注視する必要がある」と批判した。


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