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2019/02/04 08:34

大引け概況(詳報): 小動き、ダウは反発 無料記事

 先週末1日のNY株式市場は、手がかり材料難でもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比64.22ドル(0.26%)高の25063.89ドルと小反発する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が17.87ポイント(0.25%)安の7263.87ポイントと小反落して取引を終えた。
 主要経済指標の結果は悪くない。1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比30万4000人増と市場予想(約16万5000人増)を大きく上回った。平均時給の伸びが0.1%増(市場予想:約0.3%増)と伸び悩んだものの、政府機関の一部閉鎖による悪影響が限定的にとどまった格好だ。また、低下が見込まれていた1月のISM製造業景況指数も予想外に上昇。市場予想(約54)に反して前月から56.6に上昇するなど、米製造業の堅調さが裏付けられた。
 ただ、一昨日に主要指数が急伸したこともあり、後場にかけて利食い売りに押された。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇した(5業種が下落)。なかでも好決算で大型株が買われたエネルギーの上げが目立つ。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ3.60%、3.25%ずつ値を上げた。両社の第4四半期決算は、売上高がやや下振れたものの、利益が大きく上振れるという結果。堅調な米経済指標を受けて、原油先物が反発したこともプラス材料だ。
 一方、成長減速が警戒されたEコマース大手アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)の急落をきっかけに、消費セクターは総じて安い。アマゾンが5.38%安と急落したほか、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が2.06%安、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.03%安、ディスカウントストア大手のターゲット・コーポレーション(@TGT/U)が2.51%安と値下がりした。


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