先週末16日のNY株式市場では、バイオテクノロジー企業のモデルナ(@MRNA/U)が前日比10.30％高の286.43ドルと急伸して取引を終えた。上場来高値を連日で更新した格好。多数機関投資家がベンチマークとしている株価指数の構成銘柄に採用されたことが好感されている。
　S&Pダウジョーンズ・インデシーズは15日引け後、S&P500構成銘柄の入れ替えを発表。英アストラゼネカに近く買収されるアレクシオン・ファーマシューティカルズ(@ALXN/U)を構成銘柄から除外する代わりに、モデルナを新規採用することを明らかにした。21日の寄り前に同変更を適用する。
　米現地メディアによると、約1年前に販売商品が無かったモデルナはこのほど、時価総額が1000億ドルを超え、（アムジェンに次ぐ）世界2位の時価総額を誇るバイオテクノロジー企業に成長した。アナリストによると、今年いっぱいは収益の増加トレンドが続く半面、コロナワクチンの需要減で22年第1四半期ごろから収益が低下し始める恐れもあるという。


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