2019/07/12 08:48
大引け概況(詳報):ダウ続伸で最高値、初の2万7000ドル台
11日のNY株式市場は、主要指標のダウ平均が続伸し、前日比227.88ドル(0.85%)高の2万7088.08ドルと過去最高値を更新して引けた(2万7000ドル台は史上初めて)。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は、6.49ポイント(0.08%)安の8196.04ポイントと小幅ながら反落している(S&P500指数は2999.91ポイントと終値ベースで過去最高値を更新)。
米金利引き下げ観測の高まりが支援材料。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が前日に続いて議会証言に臨み、7月末の利下げに前向きな姿勢を改めて示した。ハト派的な政策スタンスが追い風となり、幅広い銘柄に買いが入った。
ダウ平均構成銘柄では、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が5.53%高と急伸。医薬品の価格が上がる要因とされる仲介業者へのリベートについて、トランプ政権が廃止方針の撤回を表明したことを受け、当面は米医療保険制度などに変更がないとの見方が広がった格好だ。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、資本財の上げが目立つ。航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.90%上昇したのをはじめ、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.00%高、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が0.68%高、ミサイル・防衛システム大手のレイセオン(@RTN/U)が0.61%高と値を上げた。
他の個別動向では、航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が1.16%高としっかり。この日発表された4〜6月期業績で、売上高と調整後の希薄化後EPSが上振れたことや、19年12月期通期の予想EPSを上方修正したことなどが好感されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米金利引き下げ観測の高まりが支援材料。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が前日に続いて議会証言に臨み、7月末の利下げに前向きな姿勢を改めて示した。ハト派的な政策スタンスが追い風となり、幅広い銘柄に買いが入った。
ダウ平均構成銘柄では、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が5.53%高と急伸。医薬品の価格が上がる要因とされる仲介業者へのリベートについて、トランプ政権が廃止方針の撤回を表明したことを受け、当面は米医療保険制度などに変更がないとの見方が広がった格好だ。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、資本財の上げが目立つ。航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.90%上昇したのをはじめ、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.00%高、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が0.68%高、ミサイル・防衛システム大手のレイセオン(@RTN/U)が0.61%高と値を上げた。
他の個別動向では、航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が1.16%高としっかり。この日発表された4〜6月期業績で、売上高と調整後の希薄化後EPSが上振れたことや、19年12月期通期の予想EPSを上方修正したことなどが好感されている。
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