10日のNY株式市場では、ライブ・エンターテイメント大手のライブ・ネーション・エンターテインメント(@LYV/U)が前営業日比3.88％高の83.06ドルと続伸して取引を終えた。ブローカーの格上げが好感されている。
　ジェフリーズは最新リポートで、投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、目標株価を88→96ドル（↑9％）に上方修正した。今回の格上げは、コロナ禍からの経済正常化が追い風になると期待したもの。「2022年以降に力強い業績を記録する準備が出来ている」と述べるなど、ライブ・ネーションにまだ上げ余地があるとみている。
　Michael Rapino最高経営責任者も22年の動向に強気だ。先週のカンファレンスコールでは、「グローバルアリーナ・スタジアムツアーの長めのリードタイムを踏まえると、21年後半〜22年にかけて回復の動きが始まる」と予想。「スケジュールが確定した22年のメジャーツアーは、コロナ禍前の水準から2ケタのペースで増加している」との見方を示し、先行きに期待した。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。