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2019/07/25 08:29

大引け概況(詳報): ダウ反落、ナスダックは3日続伸で最高値 無料記事

 24日のNY株式市場は、決算内容に応じて銘柄ごとに売り買いが分かれる展開。主要指標のダウ平均が前日比79.22ドル(0.29%)安の27269.97ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は70.10ポイント(0.85%)高の8321.50ポイントと3日続伸し、過去最高値を更新して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も14.09ポイント(0.47%)高の3019.56ポイントと買われ、こちらも最高値を更新している。
 ダウ平均については、期待外れの決算を発表した航空機大手のボーイング(@BA/U)、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)がそれぞれ3.12%、4.48%ずつ下落したことが重しとなった。生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブ銘柄の一角も売られ、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が1.01%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が1.52%安、日用品のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.10%安と値を下げた。
 一方、好決算銘柄は上げが目立つ。業績が上振れたアナログ半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が7.44%高と値を上げたほか、他の半導体関連も軒並み連れ高(半導体関連企業30銘柄で構成されるSOX指数は3%超上昇し、過去最高値を更新)。エヌエックスピー・セミコンダクターズ(@NXPI/U)が4.52%高、アナログ・デバイセズ(@ADI/U)が3.94%高と買われたほか、半導体試験装置などを手がけるテラダイン(@TER/U)は20.48%急伸した。半導体以外では、好決算を材料に物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が8.66%高、軍用機メーカー大手のノースロップ・グラマン(@NOC/U)が5.86%高、ファストフード大手のチポトレ・メキシカン・グリル(@CMG/U)が5.19%高、チャットアプリ大手のスナップ(@SNAP/U)が18.75%高と買われている。
 ネット大手は底堅い。オンラインプラットフォームの大手企業を対象に司法省が反カルテル調査に着手したことが一部で警戒されたものの、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.72%安、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が0.08%安とやや弱含んだほか、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.32%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.14%高とプラスで引けた。


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