2021/06/22 10:56
肥料メーカー株が急伸、ベラルーシ産カリウムの供給減少観測で
週明け21日のNY株式市場では、大手肥料メーカーの株価が急伸した。シーエフ・インダストリーズ(@CF/U)が前営業日比5.37%高の51.42ドル、モザイク(@MOS/U)が3.07%高の30.84ドル、ニュートリエン(@NTR/U)が2.71%高の30.84ドルで引けている。「カリウム生産量が多いベラルーシからの供給量が減少する」との観測がプラス材料だ。
米国や欧州連合(EU)などは同日、ベラルーシ政府による人権侵害と民主主義抑圧に対抗するため、ルカシエンコ大統領らに制裁を発動したと発表した。これを受けて市場では、化学肥料原料カリウムのベラルーシからの輸出が規制されるとの見方が広がった。世界最大級のカリウム鉱床を有するベラルーシは、世界のカリウム生産量の2割前後を占めているという。
カリウムの価格は5月に入って急騰し、高止まりが続いている。シティグループのアナリストによると、モザイクがカナダの炭酸カリウム鉱山の早期閉鎖を決めたことや、主要国がベラルーシに対して制裁を発動されることを見越しての動きとみられる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米国や欧州連合(EU)などは同日、ベラルーシ政府による人権侵害と民主主義抑圧に対抗するため、ルカシエンコ大統領らに制裁を発動したと発表した。これを受けて市場では、化学肥料原料カリウムのベラルーシからの輸出が規制されるとの見方が広がった。世界最大級のカリウム鉱床を有するベラルーシは、世界のカリウム生産量の2割前後を占めているという。
カリウムの価格は5月に入って急騰し、高止まりが続いている。シティグループのアナリストによると、モザイクがカナダの炭酸カリウム鉱山の早期閉鎖を決めたことや、主要国がベラルーシに対して制裁を発動されることを見越しての動きとみられる。
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