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2018/11/22 08:29

大引け概況(詳報): ダウ横ばい、ナスダックは反発 無料記事

 21日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比0.95ドル(0.00%)安の24464.69ドルとほぼ横ばいにとどまる一方、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数は63.43ポイント(0.92%)高の6972.25ポイントと4営業日ぶりに反発して取引を終えた。
 前日までの2日間で大幅に売られたことを受け、この日は買い戻す動きが先行した。アジアや欧州の株式市場が上昇した流れを継いで、リスクオフの動きがやや後退している。ただ休場(感謝祭)を翌日に控え、終盤は手仕舞い売りの動きが散見された(ダウは小幅ながらマイナス圏で終了)。不安心理を表すVIX指数はやや低下したものの、依然として大台の20を上回っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇(4業種が下落)。なかでもエネルギー株が高い。原油先物が反発したことを受け、コノコフィリップス(@COP/U)が2.33%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が3.56%高、デボン・エナジー(@DVN/U)が3.97%高と値を上げた。
 また、このところ下落幅の大きかった大型IT株も強含んだ。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.42%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.80%高、検索大手グーグルを擁するアルファベット(@GOOGL/U)が1.26%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.38%高と買われている。また、8〜10月期決算の上振れでCADソフト大手のオートデスク(@ADSK/U)が9.74%高と急伸したほか、ソフトウェア大手アドビ(@ADBE/U)とクラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)も、それぞれ2.84%、2.42%ずつ上昇した。
 ただ、時価総額最大のIT端末大手アップル(@AAPL/U)は0.11%安の176.78ドルと3日続落。一時180ドル超まで反発したものの、中盤から戻り売りに押されている。
 また、ヘルスケアや生活必需品の一角も下落。医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)とアッヴィ(@ABBV/U)がそれぞれ3.04%、2.20%ずつ売られたほか、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)とタバコ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)がそれぞれ1.32%、3.00%ずつ値を下げた。


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