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2021/02/24 14:35

スクエアの4Qは141%増収、ビットコインを除くと23%の伸び 無料記事

 モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比140.51%増の31億5897万ドルに膨らむ一方、純利益が同24.80%減の2億9395万ドルに縮小したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は39.13%増の0.32ドル。売上高が市場予想(約32億2100万ドル)を下回る半面、同EPSは市場予想(約0.24ドル)を上回った。
 個人向けモバイル決済・送金アプリCash Appが大幅増収に寄与。同アプリ経由のビットコイン売買手数料が9.89倍の17億5622万ドルに膨らんだほか、トランザクションベース、サブスクリプションベースそれぞれのサービス売上高も順調に伸びた(それぞれ234.29%、112.81%ずつ増加)。CashAppの月間アクティブ顧客数は、50%増の3600万人に拡大している。
 事業者向けサービスの売上高は、5.26%増の9億8709万ドルとプラス成長を確保。事業融資などを手掛けるSquare Capitalが大幅減を強いられたものの、事業者向けGPV(総決済額)が6%上向く中、トランザクション売上高の伸び(6%増の8億5700万ドル)がカバーした。
 個人向けと事業者向けを合算した部門別の売上高は、ビットコイン関連が9.89倍の17億5622万ドルに膨らんだほか、トランザクションが11.63%増の9億2901万ドル、サブスクリプション・サービスが59.68%増の4億4937万ドル、ハードウェアが9.41%増の2436万ドルに伸びている。全体のGPVは11.81%増の320億2200万ドルに拡大した。


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