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2019/01/25 08:53

大引け概況(詳報):ダウ小反落、ナスダックは上昇 無料記事

 24日のNY株式市場は、強弱入り混じる展開。主要指標のダウ平均は小幅に反落し、前日比22.38ドル(0.09%)安の2万4553.24ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は上昇し、47.69ポイント(0.68%)高の7073.46ポイントと続伸して引けている。
 この日の上値を抑えたのは、米中貿易交渉の先行き不透明感。米商務省のロス長官が主要メディアに対し、中国との協議について「解決までの距離は遠い」と述べたことを受け、来週開催される米中閣僚級協議に進展がみられないとの見方が広がった格好だ。
 中国販売比率の高い銘柄が売られ、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)とIT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.26%、0.79%ずつ値を下げている。
 セクター別では、ヘルスケアの下げが目立つ。イーライリリー(@LLY/U)が3.20%下落したのをはじめ、メルク(@MRK/U)が3.01%安、アッヴィ(@ABBV/U)が2.91%安、ファイザー(@PFE/U)が2.87%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が1.37%安に沈んだ。
 一方、半導体セクターは高い。同業大手テキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)の2018年第4四半期の希薄化後EPSや19年の通期ガイダンスが上振れるなか、6.91%高と急伸したことが追い風だ。同じく好決算を発表したザイリンクス(@XLNX/U)が18.44%上昇したほか、ラムリサーチ(@LRCX/U)が15.70%高、アプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が10.23%高、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.86%高、インテル(@INTC/U)が3.80%高と買われている。
 他の個別動向では、鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が13.08%安と急落。18年第4四半期の売上高、希薄化後EPSともに下振れたことが逆風だ。


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