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2022/08/31 09:51

ルーシッドとニコラが急落、新興EVメーカーの資金調達観測が強まる 無料記事

 30日のNY株式市場では、新興電気自動車(EV)メーカーの株価急落が目立った。増資による希薄化懸念で、高級EVを手掛けるルーシッド・グループ(@LCID/U)が前日比6.31%安の15.15ドル、電動トラックのニコラ(@NKLA/U)が9.38%安の5.41ドルと急落している。業界大手のテスラ(@TSLA/U)も2.50%安の277.70ドルと値を下げた。
 ルーシッドは29日夜、増資に向けた「発行登録(shelf registration statement)」を米証券当局に提出し、向こう3年間で最大80億ドルを調達するとの見通しを示した。同発行登録により、必要に応じて増資する権利を得ることができる。会社側は現時点で新株を売却しないものの、この申請によって「将来的に資金調達する柔軟性を得る」と述べている。
 一方、ニコラは30日、証券当局向けの提出資料で「市場での新株売り出しで最大4億ドル相当を調達する予定」と述べた。8月初に第2四半期決算を発表した際、電動セミトラック「Tre」を増産し、バッテリーパックサプライヤー「Romeo Power」を1億4400万ドルで買収する計画を進めているため、追加の資金調達を行う予定と説明している。


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