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2022/09/14 09:07

8月のCPIは前月比0.1%上昇で上振れ、ガソリン値下がりもコアが0.6%上昇 無料記事

 米労働省労働統計局は13日、8月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、前月比で0.1%上昇したことを明らかにした(季節調整後ベース)。小幅な低下を見込んでいた市場予想(↓約0.1%)に反して上昇した格好。前年同月比では8.3%上昇。6月(↑9.1%)、7月(↑8.5%)と減速基調が続くものの、市場予想(↑約8.1%)ほどの鈍化はみられなかった。
 項目別では、エネルギーが前月比で5.0%低下したものの、食品が0.8%上昇した。ガソリンは10.6%低下している。
 (不安定な食料・エネルギーを除いた)コアCPIは前月比0.6%上昇。7月(↑0.3%)から加速し、市場予想(↑約0.3%)を上回っている。前年同月比では6.3%上昇し(市場予想:↑約6.1%)、7月(↑5.9%)から加速した格好だ。
 コアCPIに含まれる項目のうち、CPIの約3分の1を占めるシェルター(家賃コスト)は上昇を加速。前月比で0.7%、前年同月比で6.2%上昇した。また医療サービスや新車も大きな伸びを示している。
 毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。


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