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2022/09/13 08:41

米国株大引け概況(詳報): 4日続伸、エネルギー株やハイテク株などが高い 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、先週のラリーの勢いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比229.63ドル(0.71%)高の3万2381.34ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が154.10ポイント(1.27%)高の1万2266.41ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も43.05ポイント(1.06%)高の4110.41ポイントと上昇している。  
 8月半ばから主要指数が下落基調だっただけに、反発狙いの買いが続いた。インフレがピークを超えつつあると期待されるなか、翌日発表される8月消費者物価指数(CPI)の動向にやや楽観的な見方が広がっている(市場予想では前月比で0.1%低下し、前年同月比の上昇率が8.5→8.1%に鈍化する見通し)。また、このところ一方的に進んでいたドル高(米企業にとって海外業績の圧迫要因)に歯止めがかかったことも、支援材料と受け止められているようだ。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。エネルギー株やハイテク株(情報技術、一般消費財)などを中心に幅広く買われた。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.85%上昇したほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.39%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.58%高、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.58%高と値を上げている。アップルに関しては、ブローカーがiPhone新機種の予約好調を指摘したことが好感された。
 他の個別動向では、製薬大手のブリストル・マイヤーズ スクイブ(@BMY/U)が3.14%上昇。同社製の乾癬(かんせん)治療薬について米食品医薬品局(FDA)の承認を得たことが刺激材料だ。競合薬「Otezla」を扱うアムジェン(@AMGN/U)は4.07%安と値下がりしている。


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