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2021/12/29 08:44

米国株大引け概況(詳報):ダウ5日続伸、ナスダックは反落 無料記事

 28日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。ダウ平均が前日比95.83ドル(0.26%)高の3万6398.21ドルと5日続伸する一方、ナスダック総合指数が89.54ポイント(0.56%)安の1万5781.72ポイントと5日ぶりに反落して取引を終えた。年末で市場参加者が減少。出来高の少ない状況が続いている。
 新型コロナ変異株「オミクロン株」に関しては、過度な警戒感の後退が支援材料。米疾病対策センター(CDC)は27日、無症状であればコロナ感染者の推奨隔離期間を従来の10日間から5日間に短縮する指針を公表している。
 これを受け、景気敏感株やディフェンシブ株が買われた。ダウ平均構成銘柄では、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.57%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.46%高、小売りの大手ウォルマート(@WMT/U)が1.44%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が1.36%高と値を上げている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも、生活必需品セクターが堅調。日用品大手のコルゲート・パルモリブ(@CL/U)が0.66%上昇したほか、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.54%高、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)とコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.53%、0.39%ずつ買われた。
 一方、前日に大きく上昇していた情報技術セクターは安い。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.01%安、クラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が1.10%安、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が0.58%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.35%安と値を下げている。


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