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2022/05/04 14:27

米国株「FAANG」銘柄ブームは終焉か、ビッグテックの成長減速に警戒感 無料記事

 米国株式市場ではこのところ、一世を風靡した主要IT企業の先行きを警戒する見方が強まりつつある。CNBCの投資情報番組「マッドマネー」の司会を務めるクレイマー氏が2013年に作った「FAANG」銘柄(もしくはマイクロソフトを足した「FAANG+M」)を構成するメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック、@FB/U)、アマゾン(@AMZN/U)、アップル(@AAPL/U)、ネットフリックス(@NFLX/U)、アルファベット(旧グーグル、@GOOGL/U)の5社について、「ある程度の規模に達し、成熟しつつある」との見方が目立ってきた。
 3日付CNBCなどによると、これら5社は以前、主要業界(フェイスブックやグーグルは広告市場、アマゾンは小売市場など)の「ディスラプター」として注目されていたものの、そうした動きをひと段落させつつある。過去に従来型企業の市場シェアを奪っていたものの、現在は以前のような急成長を記録する可能性が低くなり、マクロ経済動向に沿って動くようになったという。
 今後の注目銘柄については、市場関係者の間でまだ見方が分かれている状態。ヘルスケア、金融、産業、運輸などの業界で次の「ディスラプター」が生まれ、「MANTA(マイクロソフト、アマゾン、エヌビディア、テスラ、アップル)がその代わりになる」という意見や、「バランスシートや益回り、FCF利回りなどに注目すると、金利上昇局面でMANG(マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アルファベット)はまだ投資可能」などの意見があった。


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