詳細
検索 (期間指定)
期間

2022/06/08 08:38

米国株大引け概況(詳報): 続伸、長期金利の低下が支え 無料記事

 7日のNY株式市場は、朝安後に押し目買いが優勢になる展開。主要指標のダウ平均が前日比264.36ドル(0.80%)高の3万3180.14ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が113.86ポイント(0.94%)高の1万2175.23ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
 主要指数は朝方にマイナス圏で寄り付いた。過剰在庫調整に伴う小売大手ターゲット(@TGT/U)のマージン悪化警告を受け、ウォルマート(@WMT/U)やアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)など消費関連銘柄の連れ安が重しとなっている。ただ、その後は米長期金利の上昇一服で投資家心理がやや改善。上昇基調だった10年債利回りが2.97%(↓0.07ポイント)と大台の3%を割り込むなか、投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)は24.02(↓1.05)と低下基調が続いている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(一般消費財は下落)。なかでも原油続伸を背景に、エネルギー株の急伸が目立った。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とコノコフィリップス(@COP/U)がそれぞれ4.58%、4.54%ずつ上昇したほか、油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が2.93%高と値を上げている。
 長期金利の低下を受け、ハイテク株・グロース株の一部も上昇。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.76%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.40%高、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)が2.82%高と買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース