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2022/08/04 08:41

米国株大引け概況(詳報): 急反発、大型ハイテク株が上げ主導 無料記事

 3日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われ、週前半の下げを取り戻す展開。主要指標のダウ平均が前日比416.33ドル(1.29%)高の3万2812.50ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が319.40ポイント(2.59%)高の1万2668.16ポイントとそろって急反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も63.98ポイント(1.56%)高の4155.17ポイントと買われ、先週金曜の高値(約4140ポイント)を上回っている。
 7月のISMサービス業景況感指数が56.7(前月:55.3)と予想外に改善したことが好感された(市場予想:約53.5)。また、EIA週間石油統計の在庫増を受けて原油先物が急反落(↓約4%)したこと、ペロシ下院議長の訪台に対して中国が抑制的な対応をとったことも支援材料と受け止められている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(エネルギーのみ下落)。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3業種が軒並み2%超の上昇を記録した。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.82%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.78%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.00%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が5.37%高と値を上げている。グロース株も買われ、米国仮想通貨取引所大手のコインベース(@COIN/U)が20.20%高、モバイル決済大手のブロック(@SQ/U)が11.35%高、ゲームエンジンのユニティ・ソフトウェア(@U/U)が10.01%高と急伸した。
 このほか、業績上振れでバイオ製薬ベンチャーのモデルナ(@MRNA/U)が15.97%高と急騰。バイオ製薬同業のリジェネロン(@REGN/U)やギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)もそれぞれ5.88%、4.58%ずつ上昇した。
 一方、原油安を背景にエネルギー株は逆行安。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ3.24%、2.38%ずつ下落したほか、オキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が6.26%売られた。


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