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2022/06/27 10:08

米国株週間相場見通し:売り買い交錯か 無料記事

 今週のNY株式市場は、過度なインフレ懸念が後退する一方で、景気後退の観測も根強いことから、全体として荒っぽい値動きになりそうだ。
 先週末(24日)発表された物価指標が落ち着いていたことで、インフレの加速懸念はひとまず薄らぐ流れ。6月のミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)は速報値の50.2から50.0に下方修正され、過去最低を更新した。FRBが今月0.75%の利上げに踏み切ったのは、同速報値の上振れを踏まえたものだっただけに、確定値の下振れを市場は素直に好感。24日のNY市場では、主要3指数が軒並み3%前後の大幅高を記録した。
 ただ、依然として米景気の後退懸念がくすぶっている点には注意を要する。今週は5月の個人所得・支出や6月のISM製造業景況指数などが相次いで発表されるため、結果次第ではリセッション入りの観測が強まる恐れもあろう。


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