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2021/12/17 08:41

米国株大引け概況(詳報):ダウ小幅安、ナスダックは急反落 無料記事

 16日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で下げる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反落し、それぞれ前日比29.79ドル(0.08%)安の3万5897.64ドル、385.15ポイント(2.47%)安の1万5180.43ポイントで取引を終えた。
 この日は、主要指数の中でウエイトの大きい主力ハイテク株が軒並み売られたことが相場を押し下げた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.80%安、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が3.93%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.91%安、
グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.36%安と値を下げている。また、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が10.19%安と急落したことも重荷だ。2022年11月期ガイダンスが市場予想を下回ったことなどが嫌気されている。
 一方、S&P500指数を構成する11業種のうち情報技術などを除く8セクターは上昇している。なかでも、商業銀行を中心に金融セクターの上げが目立つ。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.78%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.41%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.56%高、シティグループ(@C/U)が1.38%高と買われている。
 このほか、通信や生活必需品関連などディフェンシブな銘柄も上昇。エイ ティ アンド ティ(@T/U)とベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が6.95%、4.35%ずつ買われたほか、たばこ大手のアルトリア・グループ(@MO/U)が3.02%高、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.42%高と値を上げた。
 他の個別動向では、コンサルティング大手のアクセンチュア(@ACN/U)が6.74%高と急伸。2021年9〜11月期決算で売上高と希薄化後EPSが市場予想を上回ったほか、22年8月期通期ガイダンスを上方修正したことが追い風だ。


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