先週末1日のNY株式市場では、クラウド型ストレージサービス大手のボックス(@BOX/U)が前日比4.82％高の24.81ドルと急伸して取引を終えた。身売り観測がくすぶるなか、買い手としてIT大手の名前が浮上してきたことが刺激材料だ。
　ボックスを巡っては3月、ロイター通信などが「経営幹部が他社や未公開株投資会社の関係者と会い、身売りの可能性について協議した」と報じられた経緯がある。
　こうしたなか、英金融ブログ「Betaville」によると、買い手として顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が浮かんできた。同社はバンク・オブ・アメリカをアドバイザーとして、買収の機会をうかがっているとの観測も出ている。
　ボックスに対しては4月、投資会社KKRが5億ドルを出資して転換権付き優先株を受け取るとともに、取締役を一人派遣した。
　ボックスの時価総額は、1日終値時点で37億6000万ドルとなる。


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