詳細
検索 (期間指定)
期間

2022/05/26 08:42

米国株大引け概況(詳報):上昇、FOMC議事要旨に安心感 無料記事

 25日のNY株式市場は、過度な利上げに対する警戒感が和らぐなかで買われる展開。主要指標のダウ平均は、前日比191.66ドル(0.60%)高の3万2120.28ドルと4日続伸して引けた。ナスダック総合指数も上昇し、170.29ポイント(1.51%)高の1万1434.74ポイントと反発している。
 この日午後に公表された5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容は、市場の想定内でネガティブサプライズはなかった。参加者の大半が6月と7月の会合で、それぞれ0.50%の追加利上げを行うことが「適切となる可能性が高い」と判断していた(6、7月会合での0.50%引き上げについては、パウエル議長がすでに言及)。また、参加者全員が「労働市場が引き締まっていて、米経済は非常に強い」との認識で一致している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも一般消費財セクターの上げが目立つ。電気自動車(EV)のテスラ(@TSLA/U)が4.88%高、Eコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.57%高、ホームセンターのホーム・デポ(@HD/U)が1.96%高、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が0.85%高と買われている。
 エネルギーセクターも堅調。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.01%、1.60%ずつ上昇した。このほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が2.96%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.57%高と値を上げている。
 また、ハイテク大手の一角も買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.08%高(引け後に発表された決算を受け、アフターでは6%超下落)、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.12%高と値を上げている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース