金属3Dプリンターを手がけるデスクトップメタル(@DM/U)は11日、3Dプリンター大手のエクスワン(@XONE/U)を約5億7500万ドルで買収すると発表した。発行済み株式全てを1株当たり25.50ドル（＝現金8.50ドル＋デスクトップメタル株17.00ドル相当）で買い取る。11日終値（17.28ドル）を約47.6％上回る水準。エクスワン株主や規制当局の承認を待って、今年第4四半期に手続きを完了する予定だ。
　合併後の株主構成は、デスクトップメタルの現株主が85〜88％、エクスワンの現株主が12〜15％になると見込まれている。
　2015年創業のデスクトップメタルは、航空宇宙、自動車、医療、防衛などの各業界向けに様々な産業用3Dプリンターを製造・販売。エクスワンの買収により、製品構成の拡充を図る。
　11日のNY株式市場では、デスクトップメタルが前日比5.70％安の8.93ドル、エクスワンが4.79％安の17.28ドルとそろって急落して取引を終えた。引け後のNYアフターマーケットでは、デスクトップメタルが終値比1.90％高の9.10ドルと買われたほか、エクスワンが終値比39.24％高の24.06ドルに急騰している。


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