2021/12/08 08:36
米国株大引け概況(詳報):大幅続伸、ハイテク株が高い
7日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買い戻す動きが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比492.40ドル(1.40%)高の3万5719.43ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が461.77ポイント(3.03%)高の1万5686.92ポイントとそろって大幅続伸で取引を終えた。多数の機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も買われ、95.08ポイント(2.07%)高の4686.75ポイントで引けている。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を巡る過剰な懸念が薄らぐなか、投資家心理の改善基調が継続。米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ博士が5日、オミクロン株に関する初期データを踏まえ、「はっきりと明言するには時期尚早だが、現時点ではそれほど深刻な影響がないようだ」とコメントしたことが引き続き好感された。また、英製薬大手のグラクソ・スミスクラインがこの日、抗体治療薬「ソトロビマブ」に関し、「初期段階の研究データによるとオミクロン株に対して有効だった」と発表したことも支援材料となった。投資家心理を表すとされるVIX指数が20強まで急低下したほか、相対的に安全な米国債が売られ、10年債利回りが1.47%(↑0.04ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇(うち9業種が1%超の上昇)。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財がそれぞれ3%超、2%超の上昇を記録したほか、エネルギーや金融など景気敏感株・バリュー株の一角も買われた。
大型IT銘柄が堅調。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.54%高で最高値を更新したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.68%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.87%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.80%高と買われている。また、主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は5%弱の上げを記録。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が7.96%高と急反発したほか、傘下モービルアイの分離上場計画を発表した半導体大手のインテル(@INTC/U)が3.10%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が6.45%高と値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を巡る過剰な懸念が薄らぐなか、投資家心理の改善基調が継続。米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ博士が5日、オミクロン株に関する初期データを踏まえ、「はっきりと明言するには時期尚早だが、現時点ではそれほど深刻な影響がないようだ」とコメントしたことが引き続き好感された。また、英製薬大手のグラクソ・スミスクラインがこの日、抗体治療薬「ソトロビマブ」に関し、「初期段階の研究データによるとオミクロン株に対して有効だった」と発表したことも支援材料となった。投資家心理を表すとされるVIX指数が20強まで急低下したほか、相対的に安全な米国債が売られ、10年債利回りが1.47%(↑0.04ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇(うち9業種が1%超の上昇)。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財がそれぞれ3%超、2%超の上昇を記録したほか、エネルギーや金融など景気敏感株・バリュー株の一角も買われた。
大型IT銘柄が堅調。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.54%高で最高値を更新したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.68%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.87%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.80%高と買われている。また、主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は5%弱の上げを記録。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が7.96%高と急反発したほか、傘下モービルアイの分離上場計画を発表した半導体大手のインテル(@INTC/U)が3.10%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が6.45%高と値を上げた。
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