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2022/09/05 10:09

米国株週間相場見通し:弱含みか 無料記事

今週4営業日(9/5:レーバーデイで休場)のNY株式市場は、金融引き締めに対する警戒感で上値の重い展開が続きそうだ。
 市場では、依然として利上げ長期化の不安が根強い。先週末発表された8月の雇用統計が必ずしも良い結果ではなかったことで(新規雇用者数がやや上振れる一方、失業率と賃金が下振れ)、ソフトランディングの期待が再浮上したため、ダウ平均が一時370ドル高まで買われる場面がみられたものの、「新規雇用が多少減速したとはいえ、FRBの引き締めスタンスが緩むことはない」との見方が強まったことで、最終的にダウ平均とナスダック総合指数はそろって1%強の下落で引けている。今週はパウエル議長やブレイナード氏などFRB要人の発言が相次ぐため、内容を見極めたいとの慎重姿勢が続くこととなりそうだ。
 もっとも、テクニカル的にはやや行き過ぎの感もある。ナスダックとダウの14日RSIは先週末時点で34台まで低下し、売られ過ぎを示す30に接近した。過去の事例では、30を下回ったところで自律反発に転じるケースが多く見られる。


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