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2022/06/22 08:46

米国株大引け概況(詳報): 2%超の上昇、エネルギー株などが高い 無料記事

 3連休明け21日のNY株式市場は、リバウンド狙いで買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比641.47ドル(2.15%)高の3万0530.25ドルと3営業日ぶりに反発したほか、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が270.95ポイント(2.51%)高の1万1069.30ポイントと続伸して取引を終えた。多数機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も89.95ポイント(2.45%)高の3764.79ポイントと続伸している。
 金融引き締め加速や景気減速への懸念が根強く、主要指数が2週連続で急落したため、値ごろ感から短期的に底値を探る動きがでた格好。この日は欧州株が底堅かった動きを継いだほか、5月中古住宅販売件数が4カ月連続の減少(前月比3.4%減の541万戸)だったが市場予想(約3.7%減の約540万戸)ほど悪化しなかったことで景気減速懸念も一服した。なお、投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)が30.19(↓0.84)とやや低下したが、2年債利回りや10年債利回りなどの金利は上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも先週末に急落したエネルギーが5%超の急反発をみせたほか、大型ハイテク株が含まれる一般消費財、情報技術などが2%超の上昇を記録した。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ6.22%、4.18%ずつ上昇し、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が9.35%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.28%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.32%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.85%高と値を上げている。


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