2021/12/06 09:56
米国株週間相場見通し:軟調地合いか、金融引き締めとオミクロンを警戒
今週のNY株式市場は、金融引き締めペースの加速観測やオミクロン不安の高まりで上値の重い展開となりそうだ。
来週のFOMC(12/14-15)では、テーパリングの加速が決定される方向。パウエルFRB議長が11月30日の議会証言でその意向を表明しているうえ、先週発表された11月の失業率が良い内容だった(4.24%に抑えられ、10月の4.60%から大幅に改善した)ことも引き締めを後押しする要因だ。すでに市場では、22年の利上げ実施がコンセンサスになっている(実施の回数が議論されている状況)。
オミクロン株の感染拡大もネガティブ。バイデン大統領がロックダウンを否定したものの、渡航規制などは今後さらに強化される方向だ。
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