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2021/09/22 08:33

米国株大引け概況(詳報): 小動き、FOMCの結果控え様子見 無料記事

 21日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比50.63ドル(0.15%)安の3万3919.84ドルと小幅ながら4日続落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は32.50ポイント(0.22%)高の1万4746.40ポイントと小反発で取引を終えた。
 中国恒大集団のデフォルト懸念がくすぶるなか、一部の銘柄に押し目買いを入れる向きもあったが、積極的に買い上がる動きはみられなかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策発表が22日にあるため、様子見気分も漂っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇する半面、7業種が下落した。全業種の変動幅が1%未満にとどまり、大きな値動きはなかった。成長を巡る不透明感がくすぶるなか、大型IT銘柄やグロース株を押し目買いする動きが目立つ。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.26%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.34%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.63%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.50%高と強含んだ。
 他の個別動向では、配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が11.49%高と急伸。第3四半期ガイダンスを上方修正し、調整後EBITDA(非GAAP)が7〜9月期にプラスに転じるとの見通しを示したことが好感された。
 M&Aの動きは活発。「英ロイヤル・ダッチ・シェルから米パーミアン盆地の権益を95億ドルで買い取る」と発表した石油大手コノコフィリップス(@COP/U)は3.96%上昇した。「三菱UFJフィナンシャルグループから米ユニオンバンクを80億ドルで買い取る」と発表したリージョナルバンク大手U.S. バンコープ(@USB/U)も2.55%値上がりしている。一方、「英オンラインスポーツ賭博のエンテインに対し、総額200億ドルの買収提案を行った」と報じれらたドラフト・キングス(@DKNG/U)は7.42%安と急落した。


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