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2022/08/18 10:13

一部ポジションの利益を確定すべき=ジム・クレイマー氏 無料記事

 インフレのピークアウト観測や金融引き締めペースの減速観測などを背景に、6月中旬から米株市況の反発基調が続いているものの、ある著名株式評論家はポジションの一部を縮小するよう投資家に促している。CNBCの番組「Mad Money」の司会を務めるジム・クレイマー氏は17日、「物事がまだ上手く行く可能性はある」と述べる一方、「私はただ、この奇跡的な上昇の後、株式市場にはクーリングオフ(頭を冷やす)期間が必要だと思うだけだ」とコメント。「(賭けの)テーブルから幾らか取り除く必要がある」と勧めた。
 ラリーの勢いが減速すると思われる理由については、3つの要因を列挙。◆S&P500の短期オシレーター指標が7月下旬から買われすぎの水準にあること、◆米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ継続姿勢をまだ変えていないこと、◆マーケットに「あぶく(froth)」が多すぎること――を挙げた。「我々が2カ月前に想定していたより、米金融当局の積極さが弱まっているものの、彼らはまだ戦っている最中だ」とインフレ抑制の動きがまだ終わっていないことを強調している。また、ベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)などの「ミーム株」が16日、17日と急騰している点を最も懸念する要因に挙げ、「ミーム株の狂乱」の後、再び株価調整に入る可能性に言及した。


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