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2021/11/10 08:41

米国株大引け概況(詳報): 反落、ナスダックは12日ぶりの下落 無料記事

 9日のNY株式市場は、(前日まで主要3指数が連日で最高値を更新していたこともあり)利益確定売りに押されて弱含む展開。主要指標のダウ平均が前日比112.24ドル(0.31%)安の3万6319.98ドルと3営業日ぶりに反落したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が95.82ポイント(0.60%)安の1万5886.54ポイントと12営業日ぶりに反落して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとしているS&P500も売られ、0.35%安の4685.25ポイントと9営業日ぶりに反落して引けた。
 特に新規の売り材料はないが、インフレ懸念はくすぶる状態。この日発表された10月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇し(市場予想:約↑0.6%)、前年比で8.6%上昇した(市場予想:約↑8.6%)。サプライチェーン問題で高水準の伸びが続いているものの、金融当局が利上げを急いでいない状態に変化はないため、長期金利を代表する10年債利回りは1.44%(↓0.05ポイント)に低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が下落。なかでも一般消費財や金融が値下がりした。一般消費財セクターでは、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が11.99%安と急落したことが重し。マスクCEOの保有株売却を巡る懸念がきっかけとなり、前日に続き売りが膨らんだ。金融セクターでは、利ザヤの縮小懸念でバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)やウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)がそれぞれ0.97%、1.93%ずつ下落している。
 一方、それ以外の6業種は強含み(上昇幅はすべて0.5%未満)。前日に売られた公益や生活必需品などディフェンシブセクターがやや買い戻されている。
 他の個別動向では、オンラインゲームプラットフォームを運営するロブロックス(@RBLX/U)が42.23%高と急騰。好決算を発表したことや「メタバース」関連銘柄として注目を集めた。このほか、コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)は2.65%高。ヘルスケア、電力、航空の3事業ごとに分社化する計画を発表したことが刺激材料となっている。


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