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2022/08/09 10:57

米消費者のインフレ期待が低下=NY連銀調査 無料記事

 米消費者のインフレ期待が下落している。NY連邦準備銀行は8日、7月の消費者期待調査(SCE)結果を公表し、1年先と3年先のインフレ期待値(中央値)がそれぞれ6.2%(前月比↓0.6ポイント)、3.2%(前月比↓0.4ポイント)に低下したことを明らかにした。過去平均と比べると依然として高い水準だが、6月時点(それぞれ6.8%、3.6%)からは大きく下がっている。
 NY連銀によると、インフレ期待の低下は各所得グループで幅広く起こっていた。「世帯年収5万ドル未満」、「高卒以下」の回答者グループの間で特に顕著だったという。
 また、年初から臨時で調べている5年先のインフレ期待値も7月に2.3%(前月比↓0.5ポイント)へ低下。1〜3月に3.0%で横ばい推移した後、低下基調にある。
 製品別では、ガソリンと食料品のインフレ期待が急低下。1年先の予想インフレ率は、ガソリンが1.5%(前月比↓4.2ポイント)、食料品が6.7%(同↓2.5ポイント)となっている。このほか、家賃が9.9%(同↓0.4ポイント)、医療費が9.2%(同↓0.3ポイント)、大学教育費が8.4%(同↓0.3ポイント)と小幅に低下した。
 CNBCによると、40年ぶりのインフレ高進を抑制するため、金融引き締めを積極的に行ってきた米連邦準備制度理事会(FRB)にとって、今回の統計結果はプラス材料。消費者のインフレ期待は長期的なインフレ目標(約2%)を依然として大きく上回る水準にあるものの、インフレ統計の結果次第で引き締め度合いを弱める理由になる可能性があるという。


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