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2022/06/28 08:40

米国株大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株が軟調 無料記事

 週明け27日のNY株式市場は、リバウンド狙いの買いが止まり、やや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比62.42ドル(0.20%)安の3万1438.26ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が83.07ポイント(0.72%)安の1万1524.55ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も0.30%安の3900.11ポイントと反落したが、小型株を代表するラッセル2000指数は0.34%高の1771.74ポイントと小幅に4日続伸している。
 先週に主要指数が大きく反発したこともあり(先週はダウが前週比5.39%高、S&P500が6.44%高、ナスダックが7.49%高)、今週はやや軟調に始まった。2年債利回りや10年債利回りがそれぞれ3.12%(↑0.06ポイント)、3.20%(↑0.07ポイント)と上昇したため、大型ハイテク株などが売られている。特段の材料が出たわけではないが、金融引き締め加速や景気減速への懸念は依然としてくすぶる状態だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。なかでも大型ハイテク株を含む一般消費財、コミュニケーションが1%余り下落した。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.78%安、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.13%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.62%安と売られている。このほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.05%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.50%安、顧客管理ソフト大手のセールスフォース(@CRM/U)が2.48%安と値を下げた。
 一方、エネルギー、公益、ヘルスケアの3業種は逆行高。原油先物が続伸するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)はそれぞれ2.45%、1.93%ずつ上昇したほか、油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が4.14%高で引けた。


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