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2021/12/10 08:40

米国株大引け概況(詳報):4営業日ぶり反落、ハイテク株などに売り 無料記事

 9日のNY株式市場は、3日続伸後の戻り売りに押される展開。主要指標のダウ平均は前日比0.06ドル安の3万5754.69ドルとほぼ横ばいだったが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は269.62ポイント(1.71%)安の1万5517.37ポイントと4日ぶりに反落して引けた。
 この日は、ハイテク株やグロース株などを中心に売りが優勢だった。また、11月の米消費者物価指数(CPI)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、模様眺め感も強かった。
 ダウ平均構成銘柄では、小売り大手のウォルマート(@WMT/U)が1.79%高、クレジットカードのビザ(@V/U)が1.15%高と買われる半面、半導体のインテル(@INTC/U)が2.45%安、航空機のボーイング(@BA/U)が1.64%安、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が1.26%安と売られている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が下落。なかでも、一般消費財セクターの下げが目立つ。電気自動車のテスラ(@TSLA/U)が6.10%安と急落したほか、オンライン旅行サイトのブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が1.72%安、Eコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.13%安、コーヒーチェーンのスターバックス(@SBUX/U)が0.77%安と値を下げた。
 半導体関連を中心に、情報技術セクターも安い。アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.92%安に沈んだほか、ザイリンクス(@XLNX/U)が4.33%安、エヌビディア(@NVDA/U)が4.20%安、アプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が2.95%安と売られている。
 一方、ドラッグストアチェーン大手のCVSヘルス(@CVS/U)は4.52%高と急伸。2021年通期ガイダンスを上方修正したことや、100億ドル相当の自社株買い枠を設定したことなどが追い風だ。


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