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2021/12/24 08:33

米国株大引け概況(詳報):3日続伸、オミクロン株への懸念後退 無料記事

 23日のNY株式市場は、オミクロン株への懸念がやわらぐ中で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって3日続伸し、それぞれ前日比196.67ドル(0.55%)高の3万5950.56ドル、131.48ポイント(0.85%)高の1万5653.37ポイントで取引を終えた(S&P500指数は0.62%高の4725.79ポイントと過去最高値を更新)。ただクリスマス休暇を控え、出来高は前日より少なかった。
 英保健安全保障庁は同日、「オミクロン株感染者が入院に至る確率はデルタ株感染者と比べ最大で7割低いほか、救急治療が必要になる確率も31〜45%低い」との見解を示した。前日には南アフリカでも、「重症化リスクが限定的な可能性がある」と分析が示されている。
 米国で新型コロナ経口薬が承認されたことも支援材料。米食品医薬品局(FDA)は同日、メルクの新型コロナ経口薬「モルヌピラビル」について、重症化リスクが高い成人向けに緊急使用を許可した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、一般消費財セクターの上げが目立つ。電気自動車のテスラ(@TSLA/U)が5.76%高と急伸したほか、自動車のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が1.48%高、オンライン旅行サイトのブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が0.72%高、ファストフードのマクドナルド(@MCD/U)が0.38%高と買われた。
 資本財セクターも高い。建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.00%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が1.68%高、航空機のボーイング(@BA/U)が1.25%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が1.00%高と値を上げている。
 なお、24日の米国市場はクリスマスで休場となる。


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