25日のNY株式市場では、画像収集アプリのピンタレスト(@PINS/U)が前営業日比12.71％安50.68ドルと急落して取引を終えた。身売り観測が立ち消えたことで売られている。
　電子決済サービス大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)は24日の声明で、「現時点ではピンタレストを買収するつもりはない」と明らかにした。米主要メディアが先週、「ペイパルがピンタレストを1株あたり70ドルで買収する」との観測を報じていた経緯がある。この報道を材料に、ピンタレストの株価は20日に前日比13％上昇していた。
　米CNBCによると、ペイパルがピンタレストの買収を検討していたのは事実で、ECプラットフォーム大手のショッピファイに対抗することが目的だったという。ショッピファイはEコマースやフィンテック分野への投資を強化しているところだ。
　買収観測を否定したことによりペイパルの株価は25日、4日ぶりに反発。前営業日比2.70％高の246.88ドルで引けている。ペイパルがピンタレストを買収して得られる相乗効果については、一部ブローカーから否定的な見解が示されていた。


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