2022/09/01 15:05
景気悪化の本格化までFRBは引き締め継続へ=ジム・クレイマー氏
パウエルFRB議長が先週末に断固たるタカ派スタンスを示した後、米株市況が4日続落を強いられるなか、ある著名株式評論家は景気悪化が本格化するまで米金融当局のインフレ抑制策(金融引き締め)が続くとみている。CNBCの番組「Mad Money」の司会を務めるジム・クレイマー氏は8月31日、「我々は現在、『良いニュースは悪いニュース』モードに入っている。米連邦準備制度理事会(FRB)は、実際の景気悪化がみられるまで苦痛をもたらすことを止めないからだ。現在はモール、お店、家、ヨット、車などで非常にまちまちな様子がみえている」との見解を示した。
インフレ基調はすでに減速の兆しがあるものの、FRBが政策スタンスを転換するほど十分に下がっていない点も認めた。クレイマー氏は「確かに非常に多くの主要商品価格が下落している。ほぼ全てのものの入手可能性が高まっている」と指摘しつつも「最近のしつこい障害は、中国で止まっている部品、労働力の不足、定期的な石油の上昇などだ」と指摘。FRBのインフレ抑制策の効果が出ているものの、「まだ道のりは長い」という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
インフレ基調はすでに減速の兆しがあるものの、FRBが政策スタンスを転換するほど十分に下がっていない点も認めた。クレイマー氏は「確かに非常に多くの主要商品価格が下落している。ほぼ全てのものの入手可能性が高まっている」と指摘しつつも「最近のしつこい障害は、中国で止まっている部品、労働力の不足、定期的な石油の上昇などだ」と指摘。FRBのインフレ抑制策の効果が出ているものの、「まだ道のりは長い」という。
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