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2021/11/01 08:36

米国株大引け概況(詳報): 続伸、主要3指数が軒並み最高値 無料記事

 先週末10月29日のNY株式市場は、大型ハイテク銘柄を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比89.08ドル(0.25%)高の3万5819.56ドルと続伸し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が50.27ポイント(0.33%)高の1万5498.39ポイントと5日続伸して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500も買われ、主要3指数が軒並み最高値を更新している。サプライチェーン問題でIT大手のアップル(@AAPL/U)とアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が期待外れな決算を発表したことを受け、主要指数は朝安で寄り付いたものの、その後に総じてプラス圏に回復した(アップルとアマゾンはそれぞれ1.82%、2.15%ずつ下落)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇(7業種が下落)。ヘルスケア、コミュニケーション、情報技術などが強含んだ。(アップルとアマゾンの)2銘柄以外の大型ハイテク株が堅調だったほか、ヘルスケア株のアウトパフォーマンス、債券市場の底堅さ(長期金利を代表する10年債利回りは0.03ポイント低下の1.55%)などがプラス材料とされている。個別銘柄では、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.24%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.51%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.10%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.51%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.41%高と上昇した。
 一方、REITや公益のほか、エネルギーや素材など7業種はやや弱含んだ(REITを除き、下落幅はすべて0.7%未満)。
 他の個別動向では、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が6.30%安と急落。中国市場で苦戦し、7〜9月期売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。


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