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2022/02/03 08:43

米国株大引け概況(詳報):4日続伸、ハイテク株の一角に買い 無料記事

 2日のNY株式市場は、好決算を発表したハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって4日続伸し、それぞれ前日比224.09ドル(0.63%)高の3万5629.33ドル、71.55ポイント(0.50%)高の1万4417.55ポイントで取引を終えた。
 投資家心理を上向かせたのは、IT大手アルファベット(@GOOGL/U)の好決算。2021年第4四半期売上高が四半期ベースで過去最高を記録したことや、1対20の株式分割を実施すると発表したことなどで7.52%高と急伸した。また、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)は5.12%高。21年第4四半期業績が上振れたほか、22年1〜3月期の売上高ガイダンスが市場予想を上回ったことが追い風だ。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち一般消費財を除く10業種が上昇。なかでも、コミュニケーションサービスの上げが目立つ。アルファベット以外では、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@FB/U)が1.25%高、通信キャリアのベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が1.13%高、ゲームソフト大手のエレクトロニック・アーツ(@EA/U)が5.56%高と買われた。
 ヘルスケアも堅調。医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が2.43%上昇したのをはじめ、医療機器のアボットラボラトリーズ(@ABT/U)が2.23%高、製薬のファイザー(@PFE/U)が1.49%高、ヘルスケア製品のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が1.11%高と値を上げている。
 一方、電子決済サービス大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)は24.59%安と急落。21年第4四半期の調整後EPSが下振れたことや、22年通期ガイダンスが市場予想に届かなかったことが逆風だ。


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