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2022/07/22 08:49

米国株大引け概況(詳報):3日続伸、大型ハイテク株がけん引 無料記事

 21日のNY株式市場は、好業績を発表した銘柄を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって3日続伸し、それぞれ前日比162.06ドル(0.51%)高の3万2036.90ドル、161.96ポイント(1.36%)高の1万2059.61ポイントで取引を終えた。
 この日の相場をけん引したのは、電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)。前日引け後に発表された2022年4〜6月期決算で、売上高と調整後EPSが市場予想を上回った。テスラが9.78%高と急伸するなか、来週に決算発表を予定する銘柄を中心に大型ハイテク株が連れ高。IT機器のアップル(@APPL/U)とEコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.51%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.98%高と買われた。欧州中央銀行(ECB)による政策金利の0.5%引き上げなどを受けて米長期債の利回りが一時2.98%まで低下したことも、ハイテク銘柄の支援材料となった。
 医薬品メーカーをはじめ、ヘルスケアセクターも堅調。医療・環境・産業機器大手ダナハー(@DHR/U)の好決算を追い風に(同社は9.07%高と急伸)、イーライリリー(@LLY/U)が1.52%高、ファイザー(@PFE/U)が0.59%高、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が0.58%高、メルク(@MRK/U)が0.55%高と買われている。
 このほか、決算内容が市場予想を上回った鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)とカジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が9.15%、6.58%ずつ上昇した。
 一方、通信キャリア大手のエイティアンドティ(@T/U)は7.62%安と急落。22年通期の業績予想に関し、フリーキャッシュフローの見通しを下方修正したことが逆風だ。


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