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2022/09/02 08:53

米国株大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは5日続落 無料記事

 1日のNY株式市場は、前半は売られたが中盤から下げ幅を縮める展開。主要指標のダウ平均は前日比145.99ドル(0.46%)高の3万1656.42ドルと5日ぶりに反発する一方、ナスダック総合指数は31.07ポイント(0.26%)安の1万1785.13ポイントと5日続落して取引を終えた。
 金融引き締め長期化への警戒感が続くなかで売りが先行したが、持ち高調整や安値拾いの買いが入ってダウ平均は引けにかけてプラスに転じた。ダウ平均構成銘柄では、ヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が2.48%高、バイオ医薬大手のアムジェン(@AMGN/U)が2.16%高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が2.10%高と買われている。生活必需品銘柄も堅調。小売り大手ウォルマート(@WMT/U)と消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.46%、1.23%ずつ値を上げた。
 一方、米長期金利の上昇を受け、半導体銘柄を中心に情報技術セクターはやや軟調。一部製品の対中輸出が禁じられたエヌビディア(@NVDA/U)が7.67%安と急落したのをはじめ、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.99%安、クアルコム(@QCOM/U)が1.78%安、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.41%安と売られた。
 エネルギーセクターも安い。原油安(WTI先物10月限の清算値は、前日比3.3%安の1バレル86.61ドルと8月中旬以来の安値)を受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が1.80%、1.59%ずつ売られた。このほか、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.41%安、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が2.13%安に沈んだ。
 他の個別動向では、企業向けクラウドID管理サービスを手掛けるオクタ(@OKTA/U)が33.70%安と暴落。2023年1月期通期のビリング(請求額)について、ガイダンスを引き下げたことなどが嫌気されている。


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