週明け15日のNY株式市場では、ゲームエンジン大手のユニティ・ソフトウェア(@U/U)が前日比7.13％安の54.30ドルと急落して取引を終えた。身売りの提案を断ったことが嫌気されている。
　ユニティはこの日、ゲーム用ソフトウェア会社のアップラビン(@APP/U)からの買収提案を拒否する声明を発表した。外部の財務・法律専門家の支援を受けた上で、「ユニティ株主の最善の利益にならない」と判断している。また、ユニティが先月発表したモバイル広告技術会社アイロンソース(@IS/U)の買収について、株主に賛成票を投じるよう改めて促した。ユニティのJohn Riccitiello最高経営責任者(CEO)は「アップラビンの提案が優れたものにつながる可能性は低い」と結論づけている。
　アップラビンは先週9日、ユニティに株式交換（1株当たり58.85ドル相当と算定）による買収提案を行った。アップラビンの提案では、ユニティがアイロンソースの買収を断念する必要があった。


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