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2022/05/19 08:44

米国株大引け概況(詳報):急反落、小売り銘柄の主導で売られる 無料記事

 18日のNY株式市場は、小売り銘柄の主導で幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均とスダック総合指数は反落し、それぞれ前日比1164.52ドル(3.57%)安の3万1490.07ドル、566.37ポイント(4.73%)安の1万1418.15ポイントで取引を終えた。
 小売り大手のさえない決算が重荷。ターゲット・コーポレーション(@TGT/U)の2022年2〜4月期業績は、純利益が前年同期比で52%減少したほか、調整後の希薄化後EPSが市場予想に届かなかった。また、ロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)の2〜4月期業績も売上高が下振れたほか、純利益が0.5%の増加にとどまるなどインフレが企業収益を圧迫するとの懸念が強まった格好だ。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて下落。なかでも、一般消費財セクターを中心に小売業者の下げがきつい。前記のターゲットが24.93%安と急落したのをはじめ、1ドル均一ショップのダラー・ツリー(@DLTR/U)が14.42%安、会員制・倉庫型店舗販売のコストコ・ホールセール(@COST/U)が12.45%安、家電量販店のベスト・バイ(@BBY/U)が10.51%安、小売りのウォルマート(@WMT/U)が6.79%安に沈んだ。
 ディフェンシブな生活必需品銘柄も安い。飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が6.96%安、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が6.23%安、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が6.20%安と値を下げている。
 このほか、前日に反発していた大型ハイテク株にも売りが波及。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.82%安、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が5.64%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.78%安と売られた。


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