金融当局のタカ派転換が懸念されるなか、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が5日に前日比3.34％安の1万5100.17ポイントと大幅続落したことについて、著名株式評論家のジム・クレイマー氏は6日、「ハイテク株が6日に底打ちする可能性がある」と強気の見解を示した。CNBC番組「Mad Money」の司会を務める同氏は、「ひどい状況にみえる銘柄群が大好きだ。いくつかの銘柄は株価が半値になっている」と割安感を主張している。ただ、「お金を生んでいない銘柄（黒字でない銘柄）に興味はない」とも補足した。
　また、「もちろんカギを握るのは明日だ」と述べ、7日に発表される12月の雇用統計に注目している点にも言及したが、先行きを楽観。「人々は雇用統計が好調すぎることを（金融当局がよりタカ派になるため）心配しているが、好調すぎる結果を誰もが懸念している場合、それはそれほど問題にならない」とコメントした。


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